治療中の飲酒はNG

病気の治療を行っている時、特に薬を服用している時はアルコールの摂取を控えるよう言われることがあります。 この理由の多くは、薬とアルコールを同時に摂取することで起こる副作用の影響を避けるためです。

性病の治療でもアルコールの摂取を禁止するケースが多いようですが、 この場合は副作用の他に、抗生物質の血中濃度を下げないためという理由も含まれています。 アルコールには薬の血中濃度を下げる作用があるようです。

性病の病原菌は、血中に一定濃度以上の抗生物質があると死滅していきます。 しかし、アルコールを摂取すると血中濃度が下がるため、死ぬ病原菌と生き残る病原菌が出てきます。 血中濃度が下がっても弱い病原菌は死んでいくわけで、病原菌自体の量は一時的に減っていきますが、 生き残った病原菌は強い病原菌ということになります。 この強い病原菌が増殖を続けると、最終的に耐性菌になる可能性が高いのです。

従って、いったん減ってきたかに見えた病原菌は、 一定期間の後に急激に増えることになり、症状も悪化するのです。

薬の服用を途中でも止めてしまうことも問題ですが、 アルコールを摂取することもまた問題となります。 耐性菌を生み出さないためにも、正しい治療を心がけたいものですね。